ありむかでの巣

ポケモンブログです。単体考察が主です。

【単体考察】レベル48調整ナマコブシ

ほぼメモ用のクソ記事です。

レート環境とかがまだほんのちょっとしか確立されてないですがなんとなくコケコが多いという印象を受けて思いついた型です。

 

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かわいい。

 

シングルにおけるレベル調整とかを内心馬鹿にしてたんですがこいつはそれが必要な気がしてきました。

 

ナマコブシ

性格 のうてんき 持ち物 ゴツメ

個体値 H31-A31-B-31-C×-D0(重要)-S31

技 カウンター 挑発 どくどく 自己再生

 

努力値 252-0-244-0-0-12


レベル48時実数値

H155-A77-B190-C×-D116-S26


H できるだけ高く

Aイカサマのダメージ量あげてカウンターしたいのでとりあえず個体値31(無理にとは言わない)

B できるだけ高く

D 持ち物なし補正無エレキフィールド下のカプ・コケコのボルトチェンジで81.3%の確率で『落とされる』

S 無振りレベル50の同族抜き


こいつの「とびだすなかみ」とかいう年齢対象を間違えた名前の特性を利用し、ボルトチェンジなどでお茶を濁そうとしてきたカプ・コケコにぶん投げる爆弾、兼物理受け

 

つまりこいつを入れるパーティには必然的に電気の一貫性を作っておかなきゃならない。ナマコ1つの為にそんなことするとか介護かなにか?

 

そこでこいつの絶妙な種族値が邪魔してくる。


H146に抑えるとと確定で落ちるがその分Hが減りとびだすなかみで削れる量が減る。

かといってHに回すとボルチェンの乱数がズレて変に耐えてナマコ爆弾不発に終わる。

そこで最後の手段「レベルを下げる」というなんかイマイチわからない調整を施した。

 

ちなみにこの型を使うにあたってレベル50の調整を施すと物理耐久指数が350くらい高く、特殊耐久指数も毛が生えた程度に硬くなる。

 

この調整は蓋を開けてみると「とびだすなかみのダメージ量を6増やすか否か」

という夏休みの読書感想文みたいなカサ増し文です。

 

素直にガラガラとか使いましょう。

 

あ、一応レベル50の時の調整を載せときます。

 

148-0-252-0-0-108

実数値 H149-A80-B200-C×-D121-S39

H できるだけ高く

B できるだけ高く

D 持ち物なし補正無エレキフィールド下のカプ・コケコのボルトチェンジで81.3%の確率で『落とされる』

S 4振り同族抜き抜き抜き抜き抜き抜き抜き抜き抜き抜き抜き抜き(努力値がスッゲー余る)

 

厳選もめんどくさいわ汎用性無いわこんなんわざわざ使う人絶対自分以外いない気がします。

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一応厳選はした。


最後まで読んでくださった方いるか怪しいですがここまで読んでくださりありがとうございました。

〜1人でポケモンORASで図鑑を埋めるのにだいたいどのくらいかかるの?〜

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(タイトル詐欺レベルで大雑把です。)

またデータ消えました。

なんてこったぁ。
育成ROMだったのでぼくの手元にはもうなにも残ってません。
サンムーン発売まで全く時間がないわTwitterのフォロワーは†影の詩†をやってるわで
クッソデカいため息を吐きながらGTSを見にいきました。
すると数年前までは賑わっていたはずのGTSも過っ疎過疎になっててジグザグマに伝説のポケモンくらいの価値があるんだと希望的観測してる人達しか居ないもんだからFF6で狂信者の塔の前にいたストラゴスを見た時みたいな顔してたと思います。

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そこでなんとなく「オンラインサービスを使わずにどのくらいの時間で図鑑を埋めるんだろうか」と思い、やってみよう!と思いました。

これが地獄の始まりだったとは知らずに。
そして400くらいまではすんなり集まったんですがORASとXYで手に入るポケモンの限界が見えてきました。
マボロシ島」とかいう1日1回限定のガチャ要素と「フレンドサファリ」という根本からガチャみたいな要素の所為です。
この二つを純粋な小学生にうまく駆使しろというのはちょっと酷な気がします。
「ORASとXYがあれば全国図鑑は完成できる」とか言われていましたがほぼ机上論みたいなもんでかなり面倒ですし、オンラインサービスを使わないとなるとおそらく年単位で時間がかかると思います。
まぁここでおとなしくマボロシ島厳選すりゃいいものをオンラインサービスに頼らないと決めた意固地な自分は過去作に手を伸ばし始めました。
(そしてその後に「あれ?ポケムーバーってオンラインサービスじゃね?」って気づいた。ガバガバにも程がある自分ルールである。)

使用したROMは過去作のパール、ダイヤモンド、プラチナ、ハートゴールド、ホワイト、ブラック、ホワイト2、X、Y、アルファサファイアです。

そして家に帰ったらポケモンを開き、2回くらい徹夜もしてTwitterのフォロワーの「図鑑埋めてるならなんかあげようか?」という優しい言葉も蹴りました。
自分でもアホだと思います。

でも大雑把でもどのくらいかかるの?って気になる人はいたと思うのでなんとなくブログのネタにしチャオうふふって考えてました。
後から考えるとこの大雑把すぎる状態では参考もクソもねえだろアホかって気づいたんですが当時データが消えた動揺と2徹した所為でぼくの脳みそははまともな判断ができなくなっていたんだと思います。

家に帰ってポケモンしまくって頑張った結果、約8日間で完成しました。(内2回徹夜)

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やったね。

普通の生活を送ってる自分がこのくらいのペースなので、多分早い人はもっと完成させられると思うしもうちょい黒い企業で働いてる人とかは遅くなってしまうと思います。
 
なので目安としては「どんなにフルスロットルでやっても最低約1週間はかかる」って感じですかね。
 
曖昧すぎる。
とりあえず思ったことを言っていいなら「旅の目的である図鑑完成ですら子どもに厳しすぎるって児童向けゲームとしてどうなん?」って感じです。
まぁ文句ばっかりつらつら言ってもしょうがないんで、取り敢えずもうすぐ発売されるサンムーンではデータ破損報告が減るよう頑張って欲しいです。
 
読んでいただきありがとうございました。

身内大会ポケリンピック使用構築【2回戦負け】

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このブログを定期的に更新しないといけない強迫観念みたいなのがあったので書きます。

 

2回戦負け、と書いてありますがなんと1回戦で急所と追加効果を引いてしまったので実質1回戦負け構築です。

 

まぁ甲子園1回戦負けした野球部だって打ち合わせしたみた

いに意味のある3年間だった口揃えて言うし多分記事にしてもいいと思うので書きます(ブログ自体が自己満足なところもあるしね)

 

今回の大会のルールは五輪に因んで5色のポケモンを先に決め、そのあとに自由枠を改めて選択、そして対戦に移るというルールでした。

http://arimukadenosu.hatenablog.com/entry/2016/09/26/194558


この系統の大会において自由枠とは生命線で、5色の枠として登録したポケモンは、型を変更することはできても「選出画面に必ずいる」という前提ができるのに対し、自由枠は無制限に追加可能、と構築そのものの柔軟性に直結してきます。


ですが天才のぼくは「自由枠をとっかえひっかえして立ち回りが安定しなくなるより自由枠はハナっから固定しておいた方がいいっしょ」

という謎の理論の元、厳選を始めたのです。

で、本来補完で後から入ってくるハズの自由枠を一番最初に決めました。馬鹿じゃねえの(嘲笑)

 

自由枠に入ってきたのはこいつです。

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ニャオニクス♂   特性いたずらごころ  持ち物A.B光の粘土 C.食べ残し


A. B. 性格ずぶとい 181-×-117-103-109-138

両壁 あくび サイキネ or 電磁波

うろ覚えだけどたしか壁込みでメガヘラのミサイルばりを耐える奴だったと思う(まぁだいたい急所当たるんだけど)


C. 性格 ずぶとい 177-×-123-108-102-141

サイキネ みがわり めいそう 猫の手

実はギミックとしてメガジュペッタくんは猫の手胞子に加われるのである。なのでニャオニクスガッサジュペッタで猫の手胞子を採用。


アローのブレバ確定耐えとめいそう1積みでヘラクロスを確定2発にできる程度に、あとだいたいの威張るボルトロスを抜けるようにCSに少し振った個体。

というか今回の大会絶対メガヘラが流行ると思ってたので親の仇のようにメガヘラに対しての調整していた(流行りませんでした)。無駄骨にも程がある。



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バシャーモ 

特性 かそく 持ち物 オボンのみ


性格 わんぱく 実数値184-140-123-×-90-114

バトン まもる とびひざ ビルド

メガガルのじしんをオボン込みで壁無しでも耐えるとかいうちょっとよくわかんない奴

1積みビルドでアローのハチマキブレバを確定で耐える

有名なブログに書いてあったのを少し変えたのでオリジナルと言ってもいいでしょう。

何を変えたかっていうとオボン効率を最大にした程度の変化です。


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メガガブリアス

 特性 さめはだ→すなのちから

性格 ようき 191-156-116-×-127-166→191-196-136-×-137-155

ドラゴンクロー じしん つるぎのまい いわなだれ

準速102族抜き

ボルトロスのめざ氷確定耐え

A2段階上昇いわなだれでHBボルトロスを確定1発

メガシンカ後B<D調整

 

バシャーモのバトン先。こいつは正真正銘オリジナルの調整を施した。

ドラゴンクローはギャグ技にしか見えないと思うがバトン先のポケモンが操作性失うとか暴走機関車そのものなのでドラゴンクローになっている。

無駄に見える能力の上昇は実のところタイマン性能の底上げになっており、こいつほどバトン先として頼れるポケモンはいない。

いやいるにはいるけどさっき言ったのはこの大会ルールの中での話なので、そこんとこを理解してください(懇願)

 

他の奴らはまぁ書くほどのことじゃないです。

ジュペッタだのキノガッサだのはテンプレもいいとこで調べようと思えばヒョイって出てくるしツボツボはまぁ「バシャーモの爪研ぎ影分身バトンからのパワートリックころがる」とかいうちょっと頭沸いてた型なので。

 

あとプレミで負けてしまったのでイライラしながら書きなぐってるわけですけど怒りが少しずつ収まってきて「何やってんだろ俺」って今ちょっと冷静になりかけてるからです。

 

暇があったら書くと思います。

ポケリンピックで対戦してくださった方々、ありがとうございました。

 

次回作のサンムーンでお会いしましょう。

『身内大会ポケリンピック2016』における色別指標

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今回は@LUXRAY_MKさん主催の身内大会「ポケリンピック2016」における色別の枠、を指標として記事を書くました。


全ての色の指標ではなく、飽くまで身内大会ポケリンピック2016に出場できる枠だけ』ということをご理解ください←ココ重要

 

情報を完全に抜粋させていただいたサイト

↓↓↓

http://sp.ch.nicovideo.jp/dedeshiba/blomaga/ar947389

 

(無断転載である為に問題があれば削除致します。)

・禁止伝説級のポケモン幻のポケモンなどが表に記載されておりますが、ポケリンピックでは使用できないのでご注意下さい。

・もし記述漏れなどがありましたらご連絡ください。

 

〜ポケリンピック2016における色枠5つの指標〜


【赤】

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【青】

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【黄】

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【緑】

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【黒】

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これらはポケモン図鑑における色分けを準拠としております。

『身内大会ポケリンピック2016』における色別指標

『全ての色の指標ではなく、飽くまで身内大会ポケリンピック2016に出場できる枠だけ』ということをご理解ください←ココ重要

 

情報を一部抜粋させていただいたサイト

↓↓↓

http://www36.atwiki.jp/netapoke/m/pages/1547.html 

(第5世代までしか更新されておりません)

 

・また、見やすさ重視の為に進化前のポケモンや、選出するメリットが少ないポケモンを私個人の独断と偏見で省略させて頂きました。

自由枠があるのでこの様な措置を取らせていただきましたが、もし記載されていないポケモンを色枠として使用したい場合は事前申請をよろしくお願いします。

 

・もし記述漏れなどがありましたらご連絡ください。

 

〜ポケリンピック2016における色枠5つの指標〜


【赤】

リザードンラフレシアパラセクトキングラーマルマインアズマオウルージュラ・ブースター・レディアンハッサムマグカルゴ・オクタン・デリバードポリゴン2バシャーモチャーレムバクーダソルロックシザリガーラティアスコロトック・ブーバーン・ポリゴンZロトム(FCに関わらず)・エンブオーバオッキー・ナゲキ・ペンドラーワルビアルヒヒダルマイワパレスアギルダークリムガンキリキザンウォーグルクイタランマフォクシーファイアローガチゴラス
 
【青】
カメックスニドクインゴルダックニョロボンドククラゲギャラドスラプラスシャワーズオムスターフリーザー・オーダイルランターンワタッコ・ヌオー・ソーナンスヘラクロスキングドラスイクンラグラージオオスバメアメモースバクオングサメハダー・ホエルオー・チルタリスナマズン・チリーン・トドゼルガ・パールル・ハンテールボーマンダメタグロスレジアイスラティオスエンペルトレントラーラムパルドガブリアスルカリオドクロッグネオラントモジャンボ・グレイシア・アグノムダイケンキヒヤッキーギガイアスココロモリダイケンキアバゴーラシビルドンフリージオサザンドラコバルオンボルトロスゲッコウガカラマネロブロスターアマルルガクレベース
 
【黄】
 
【緑】
 
【黒】
 
これらはポケモン図鑑における色分けとなっております。

メガエルレイドにはたきおとすを採用するか否か

〜記事を読んでいただく前に〜
・私はメガエルレイド入りのパーティをちょくちょく使いながらもメガエルレイド入りの構築で好成績を残した事がない上、そもそもにメガエルレイドを使っている方が多いと思っている訳でもありません。
故に、私が今記事で述べる事は人によっては的外れなのではないかと思われる内容が含まれる可能性がありますが、「どちらが正しいかと言うよりも、私自身は個人でこう思っている」ということに重きを置いている事を御理解頂けますと幸いです。
努力値(基礎ポイント)、個体値種族値、ダメージ計算ツールなどに理解のある方向けの記事となっております。
・シングルレート準拠の考察となっております。

皆さんこんにちは。

最近、と言うよりもかつてのシーズンについても同じ事が言えるのですが、エルレイドの技の使用率ではたきおとすという技が思った以上に採用されています(シーズン16現在使用率32%前後)。

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はたきおとすを採用する理由などを検索してみたところ、主に「クレセリア、ゴーストタイプに打点を持てるから」という理由だそうです。

しかし私は、「打点を持てるから」という理由で補助技の宝庫であるメガエルレイドの貴重な技スペースを1つ、2つ、3つと埋め、極端に言えば汎用性を落とすというのにはあまり賛同できません。

何故はたきおとすという1つの技の話なのに2つ3つ技スペを埋める話にまで飛躍するのかと言いますと、はたきおとすを搭載した型で皆さんがパッと思いつく型は「HS身代わり剣舞型」なのではないでしょうか。
私ははたきおとすを採用している型はこの型しか思いつかないので、「はたきおとすを採用するということは必然的に剣舞、身代わりも採用されている、またはどちらか1つは一緒に搭載されている」とほぼ決めつけですが認識しています。
正直な話、私自身がこの型をあまり信用していない節があるのです。
この型の仮想敵の中で真っ先に思いつきそうなのは「HBクレセリア」「HBスイクン」などの「物理受けの特殊技持ち」だと思われます。
このHS身代わり剣舞型の強みは「エルレイドを受けようと出てくる物理受けを逆に起点にできる」ということです。
確かにこの型を初めて聴いた当時、私自身もよくできていると思いました。
ですが、ここで理解して頂きたいのは「これは飽くまで机上論なのだ」という事です。

まずこの型、実際はC無振り無補正スイクンの熱湯をHSぶっぱのメガエルレイドの身代わりが確定で耐える訳ではないのです。

■攻撃 スイクン
ランク±0/努C0/技:ねっとう
ランク±0/努H252/D0

■ダメ 37〜45 (21.1%〜25.7%)
確:5発, 乱:4発
(HP175のメガエルレイドの身代わりが残るのはダメージが42以下の時)

しかしここまでなら大した問題ではないですし、Hに振っていた努力値を少しDに回せばいいだけなので、これだけの事で「これは飽くまで机上論()なのだ」と騒ぐのだったらただの揚げ足取りだと私が笑われるだけでしょう。

ではなぜこの事にわざわざ触れたのかと言うと、「努力値にこれ以上の猶予がないのだ」という事実を知って頂きたかった為です。
Sをメガ後105族抜きまで落とそうにも、メガシンカ前の種族値が80しかないのでホルードヒードラン、最速マンムーなどといった本来勝てる相手に場合によって勝てなくなることがあるので余程のことがない限り最速安定だと考えています。

それを踏まえて話を戻しましょう。
この型でクレセリアを倒すには最低でも2回剣の舞をしなくてはなりません。しかもHB特化クレセリアに至っては2回舞った状態(A4段階上昇)のメガエルレイドのはたきおとすでも、A無振りでは中乱数一発という積みの割に合わないダメージしか期待できません。

ランク+4/努A0/技:はたきおとす
■防御 クレセリア
ランク±0/努H252/B252

■ダメ 214〜254 (94.2%〜111.8%)
確:2発, 乱:1発(68.8%)
 
先ほど触れた話の通り、Aに振る努力値など残っていません。
乱数がズレるレベルでAに努力値を割くと、今度は身代わりがクレセリアスイクンの攻撃を耐えなくなってしまいます。
私自身はここまで気付いても「いや、でも急所率を考えれば割と高い確率で起点にできるからまだ強いじゃないか」と推理モノの漫画で悪あがきをする犯人役のように思っていました。
しかし先ほど何故机上論と言ったのかという本題はここからです。

そもそも、「起点にできている」の定義とはなんなのでしょうか。
当然個人にもよりますが、結論から言いますと私の中ではこの型は「クレセリアを倒す事は出来ても起点に出来ている訳ではない型」と分類しました。
何故なのかと言いますと、この型は最も良い形でクレセリア、及びスイクンを起点にして倒す事に成功したとしても、ゴツメダメージ1回分(約16%)+身代わり2回分(約50%)で約66%もHPが削られてしまうことになります。
これでもっとも良い形なので、実際はもっともっと厳しいです。
後出しされたクレセリアなどを起点にして倒したとしても、後出しされた際にはたきおとすを撃たずに残り一つのメインウェポンで1度ゴツメを殴ってしまっていると先ほどの約66%(みがわり2回分+ゴツメ1回分)にさらに約16%(ゴツメ1回分)が追加され約82%も削られてしまい、様々なスリップダメージ、先制技などを懸念しなくてはなりません。
そもそもインファイトを撃った後だと身代わりが攻撃を絶えられなくなってしまい、型として破綻します(後述)。
そしていくらみがわりが残っているからといっても残りHPが18%では全く安心できません。
メガガルーラの不意打ちで縛られるリスクがあり、タスキ持ちでS111以上のポケモンに倒される上に、ハイパーボイスなどの音技、特性すりぬけのポケモン達にビクつきながら戦わなくてはならないし、スカーフ持ちの連続技(ガブリアスのダブルチョップ、マンムーつららばりなど)もチラついてしまい、抜きエースとしては非常に心細いです。

先制技を採用するにもメインウェポン(ほぼインファイト)、はたきおとす、みがわり、つるぎのまいで技スペースが埋まりきっていて他の技を採用する余地がありません。
インファイトを切ってドレインパンチにすると突破力が著しく落ちてしまい、それこそ全抜きは愚か2体落とし切れるかも怪しくなりますが、かといって思念の頭突きも思った以上に火力がない上命中にも不安が残ります。
しかしインファイトを搭載するにも先ほど書いた通り身代わりを残して積むエルレイドの耐久を落としてしまう為に使い所が難しく、撃つタイミングを逐一考えなくてはならない、といった感じでここで色々と悩みます。
ぱっと見だとわかりにくいですが、実際に使ってみるとこの型、実はメガクチート並の択を迫られる型で、「これは安全に起点に出来るのだろうか」という疑念が湧いてしまうのです。
それに四苦八苦してしまう時点で私は「起点に出来ていない」と判断しました。

と言うよりも、『そんなものに悩んでしまう時点で相手のポケモンを2体以上をゴリ押して薙ぎ倒す積みアタッカーに、そもそもメガエルレイド自身が向いていないのという結論を下した。』というべきでしょうか。
メガエルレイドは積みアタッカーにしては課題が多すぎるのです(先制技に弱い、積んでもSが上昇しない為単純に自分より速い奴に弱い、アローに弱いなどなど)。

格闘タイプ+悪タイプという技の組み合わせ自体はとても優秀です。ローブシンやカイリキーのサブウェポンのはたきおとすやしっぺがえし、ダブルではズルズキンなど、そのタイプの組み合わせで範囲が取れるのは事実です。

しかしながらメガエルレイドというポケモンにはあまり必要ではないと私は思っています。メガエルレイドは、優秀な補助技で後続のポケモンとうまく連携して相手を倒すことポケモンなのです(そこに貴重なメガ枠を使う価値があるかどうかというは個人の判断ですが)。

そもそもにシングルバトルは3匹のポケモンを出して戦う為、クレセリアなどの物理受けをメガエルレイドで見る必要などは全くありません(ガルーラじゃあるまいし)。
クレセリアなどの物理受けを無理して見る為にわざわざ技スペースを圧迫し、本来相手に出来ていた数体の対策を怠るというのは非常にもったいないです。

はたきおとすを採用するなんてありえない!と完全に否定する訳ではありませんが、他にも優秀な補助技を採用する方が良いのではないか、と考えています。

最後に、既存の型を完全否定するという内容になってしまい(しかも無名が)申し訳ありませんが、『当時の環境と今の環境を比べ、型を最適化していく』という所謂自然淘汰(大袈裟な言い回しですが)はどのポケモンにも必要です。

昔はガルーラのメインウェポンはおんがえしばかりでしたし、メガゲンガーの祟り目なんて殆ど見ませんでした。環境の中心にいる俗に言う厨ポケ(死語)ですらそのように型が研究され、環境に合わせて最適化されていくのですから、マイナー気味でありながらも好きなポケモンを使って勝ちたいのなら、それと同じくらいないし、それ以上にでも考えて環境に合わせ最適化していくのが大切なのだと私は思います。

今好きなマイナー寄りのポケモンで勝率が芳しくないと感じるのでしたら、そのポケモンの型を見て、それは本当に実践向きなのか?机上論だけの型ではないのか?『今の環境でも通用するのか?』ということを改めて確認してみると良いのではないでしょうか。技構成1つの違いでもかなり変わってきます。
 

たかが1体のポケモンに1つの技を採用するかしないかでここまで話が飛躍し、長い駄文になってしまったことをお詫び致します。

読んで頂きありがとうございました。